医者と患者(6)
- 2018/02/07
- 08:39
あまりに動揺しすぎて、こんなになっていることを忘れていた。
医者の手は、ぎゅっと握ったかと思うと、立てた親指で裏筋の先を撫でた。
どぴゅっと音が出そうな位に、先走りが飛び出す。
「あぁ…」
思わず声が漏れる。
「原因、心当たりありますよね。
何、挿れたんですか?」
ニヤリと笑いながら、親指で先をこねくり回す。
「いや…その…」
モゴモゴと答えながらも、全て見透かされていることに観念し、口を開いた。
「おもちゃを…挿れました…」
言ったと同時に、恥ずかしさが一気に込み上げて来る。
「おもちゃ…またどんな?」
ニヤニヤとした表情で聞き返す。
「男性の…カタチをした…」
素直に答え出す。
「ですよね。
触診した時に、変なところに傷跡があったんで、すぐに分かりましたよ。
何もつけずに、そのまま挿れたんでしょう?」
「はい…、ローションが無くて…」
「いつもしてるんですか?」
「おもちゃを買ってから、ずっと毎日…」
「そうなんですね。
でも、そのままはさすがにダメですよ」
握っていた肉竿をぎゅっと握ると、先からまた、どぷっと漏れ出す。
それを手の平で全体に塗り拡げる。
クチャクチャと音を立て、指の吸い付きが格段に上がる。
医者の手は、ぎゅっと握ったかと思うと、立てた親指で裏筋の先を撫でた。
どぴゅっと音が出そうな位に、先走りが飛び出す。
「あぁ…」
思わず声が漏れる。
「原因、心当たりありますよね。
何、挿れたんですか?」
ニヤリと笑いながら、親指で先をこねくり回す。
「いや…その…」
モゴモゴと答えながらも、全て見透かされていることに観念し、口を開いた。
「おもちゃを…挿れました…」
言ったと同時に、恥ずかしさが一気に込み上げて来る。
「おもちゃ…またどんな?」
ニヤニヤとした表情で聞き返す。
「男性の…カタチをした…」
素直に答え出す。
「ですよね。
触診した時に、変なところに傷跡があったんで、すぐに分かりましたよ。
何もつけずに、そのまま挿れたんでしょう?」
「はい…、ローションが無くて…」
「いつもしてるんですか?」
「おもちゃを買ってから、ずっと毎日…」
「そうなんですね。
でも、そのままはさすがにダメですよ」
握っていた肉竿をぎゅっと握ると、先からまた、どぷっと漏れ出す。
それを手の平で全体に塗り拡げる。
クチャクチャと音を立て、指の吸い付きが格段に上がる。