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記事一覧

マッサージ(4)

しかし、整体師は何も変わらず、ただ施術を続けている。期待した展開とは違ったものの、嫌がらないということはOKだと都合の良い解釈をした。次第に、触れていた手を広げ、揉みしだく様にイヤらしく動かす。それに呼応する様に、膨らみは存在を主張した。その反応に気も高ぶり、直接触れるべくファスナーに手を掛ける。開けようとしたその瞬間、整体師の手で制止された。「そんなにされちゃ我慢出来なくなりますよ」制止されたため...

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マッサージ(3)

まるで老廃物が排出されるかの様に、グっと力が込められる度に次々と溢れ出る粘液。これも皆同じなのだろうか。快楽の中、上手く頭が回らない。ただただ、この快感に溺れていたい。しかし、未だ理性が働き、声が出そうな時は力が入る。それも相まって、一層先端からは粘々とした液が溢れ出した。だが、そんな我慢もそう続かなかった。急に先端にとてつもない快感が生まれた。「んぁぁああ…」整体師の手がヌルヌルになった亀頭を撫...

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マッサージ(2)

そう後悔しつつも、ただ幸福感に身を委ねる。「っっ…」「痛かったですか?」足の付け根を押さえたマッサージ師が、不思議そうに訊ねる。「いえ、そういう訳では…」「痛かったら遠慮なく仰ってくださいね」「はい、でも本当に痛かった訳ではぁあ…」「あ、気持ちよくても出して貰っていいですよ、他に誰もいませんから」話している最中に、先程と同じ場所をグっと押されたもんだから、つい声が漏れた。「結構皆さん、声出されますか...

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マッサージ(1)

1日中座りっぱなしの事務職のせいか、首や肩、腰のコリがどうしようもなくなっていた。昔は休日ともなると出掛けては身体を動かすことも多かったが、最近は全く。今の役職に就いてからは、休日に出掛けることも、まず無くなった。そんなこともあり、やってきた整体院。こじんまりとしたビルの3階ということもあるせいか、少し寂れた印象は拭えなかった。入ると、年配の小柄な整体師が1人、どうやら1人で切り盛りしている様子。...

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