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陸橋(6)

吐き出した欲望に男の身体が反応し、さらに搾り取る。そんなサイクルを繰り返し、完全に搾り取られた頃には、男の身体に身を預けていた。互いに熱くなった身体は汗の匂いが混じり、1つになれた気がした。そんな余韻も束の間。ここは陸橋だ。遅い時間とは言え、いつ誰がくるやもしれない。欲望を吐き出したせいか、一気に熱も冷め、冷静さを取り戻す。しかし、先程迄凛々しく勃起していたそれは萎えてもまだ男の中にあった。そして...

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陸橋(5)

もう我慢出来ない、先程迄の雰囲気とは違い、一心腐乱に腰を動かした。「んっふぅぅん…んんっ…んんんっ…」耐えようとして漏れ聞こえる声に興奮は高まる。男のことなんてどうでも良かった。ただ自らの欲をぶちまけたい。何も付けずに分け入った自らの勃起から噴き出す欲望を奥へと。「んんっ…ん…っ…ぅっっ…んんん…」静寂の暗闇で微かに漏れ出る声が大きくなってくる。「はっはっはっはぁっ」先程ジョギングをした時同様、心拍数が上...

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陸橋(4)

ずちゅるっじゅるっちゅぷぷっ…。ぐぽぐぽと飲み込まれた勃起が激しく男の口で扱かれる。「んんっぐぅぅ…」たままらず、男の頭を押さえていた両手で、男の頭を剥がしにかかった。強く吸い付いていたが、何とか男の口を引き剥がせたが、危うくイキそうだった。それを察してか、男はすくっと立ち上がり、向こうを向いた。膝下までずり下げられた下着に改めて目をやると、ケツを突き出す。ここでヤるのか…。つい興奮して周りが見えて...

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陸橋(3)

どちらとも無言ながら、目だけを合わせ、微動だにしない。勇気はいったが、そういうことだろう、と男の膨らみに手をやった。嫌がるそぶりどころか声を出すこともなく、ただそのまま立っている男を見つめたまま。男の股間にやった手をまさぐる。「…ぅ…ぅぅ…」先程と同じく、男の口から僅かに声が漏れる。気を良くし、そのままTシャツの中に手を入れ、乳首をイジる。「…ぅ…んん…」身体をビクリとのけ反らせ、男が大きく反応する。股...

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陸橋(2)

陸橋よりも高い位置にあるせいか、男の姿を上から全身捉えることが出来た。陰の中でハッキリとは見えないが、男が1人動いているのは解る。小刻みに動くその動き、恐らく自慰だろうか。期待もあってか、ついその方向に思考が働く。どうしても確認したい。はやる気持ちを押さえて、ジョギング用のジャージに履き替え、帽子を被る。既にこちらも股間は盛り上がってしまい、長めのTシャツを選んだ。ランニングシューズで足音が出ない...

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陸橋(1)

今日も疲れて家路へ急ぐ。すっかり寒くなって来たが、まだ息は白くはない。いつもの通りを過ぎるとマンションが見えた。足早に歩いているせいか鼓動が高鳴る。僅かに期待があるのだろう、股間が少し疼いた。何事もないフリをしながら歩みを進め、陸橋の階段を上がる。時間も遅く周りに人っ子一人いないどころか、道路に車も走っていない。陸橋の階段を上がる度に、足音が僅かに響く。リズムよく刻まれる足音に、鼓動は益々高鳴った...

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