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HIV検査(2)

「あっ…」
男性の左手で掴まれた性器は、ブルンブルンと縦に振られる。
手を離したかと思うと、左手は腰に回され、改めて右手で握られた性器が振られた。

突然のことで驚いて動けないでいると、男性はおもむろに性器を握り、ズボンへとしまった。
ファスナーを閉めると、紙コップにあった液体を容器へと移し、全て行ってくれた。
「はい、これでおしまい」
ただ茫然と立ち尽くしていると、男性は笑顔で声を掛けてきた。
「大丈夫?」
「…あ…はい、…すみません」
「いやいや、大丈夫」
恐縮しきりだったが、男性は気にする様子もなく、洗面所へと向かった。

その後を付いて行く様に手を洗い、検査場へと向かい、無事に検査を終えた。

「ありがとうございました」
帰り道、駐車場にいる男性を見付け、声を掛けた。
「大丈夫だった?」
「はい」
「ここ色々検査出来るからいいよね」
少し他愛もない話をして別れた。

その日の夜、感触を思い出し、ヌいた。
妄想が渦巻く、あのまま扱かれていたら…、あのままパックリと咥えられていたら…。

そして1週間が経ち、検査結果を聞き終え駐車場に向かうと、見慣れた姿が。
あれから何度も思い出してはヌいたが、また思い出して股間部分が熱くなる。

「やぁ、久しぶり」
「こんにちは」
「無事陰性だったよ」
「あ、自分もです」
「そうか、良かったら飲みに行かないか?予定ある?」
「大丈夫です」
まるで前から旧知の仲の様に離しながら居酒屋へと向かい、華を咲かせた。
「良かったら、この後、ウチで飲み直さない?」

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