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漁師(3)

突然のことに動揺を隠せない、つい反射的に声を漏らしてしまった。
「あぁ、何かついてるのかと思った…大丈夫?」
「はい、すみません…」
少し気が動転しつつも、平静を装い返事する。

「胸…感じる…の?」
直球過ぎる質問に、なんと答えればいいか解らずいたが、恥ずかしさで顔は真っ赤だった。
何も答えられずにいると、改めて漁師に乳首を摘ままれた。
「んんっ」

「気持ちいい?」
「勘弁してください」
精一杯笑ったつもりだったが、空元気にも似た弱弱しさだったのだろう。
足の間にしゃがみこんでいた漁師は、そのまま軽く立ち上がるとそのまま押し倒された。
元々の体躯が違い過ぎるのもあるが、大した力を使わずとも簡単に屈した感はある。
「いや、ちょっと待っ…」
誰もいないとは言え、そういう目的で来た場所ではないのだ。
普段、誰に話すでもないこの一面をそう易々と認めるには抵抗があった。

「嫌いじゃないでしょ」
そう言うと、押し倒したままで横っ腹から突起に向かって進む感触があった。
人さし指が撫でた後を追う様に、中指、薬指が後を追う。
敏感な部分を撫でられ、一瞬身体がビクリと反応した。

その反応が皮切りとなり、突起に到達した薬指がクリクリと刺激を与える。
「あぁ…」
まるでスイッチを押されるかの如く、全身に電流が走り、自然と声が漏れる。

漁師は軽く体勢を立て直すと、今度は両手の親指を2つの突起に当て、刺激する。
「あぁぁ…んぁっ…」
感度のいい2つの突起から発せられた電流は身体全体へと広がり、のけ反った。
クリクリと円を描くような動きから、8の字を描く様に変化し、動きは左右不揃いになる。
「あっ…くっ…んんっ…」
その都度、変化に呼応するかの様に素直に反応し、漁師を楽しませる。

その快楽を一点に集め充電しきった股間部分は、漁師を押し返す様にテントを張っていた。

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