2ntブログ

記事一覧

配達員(6)

彼にしてみれば脈絡のない会話で戸惑っている様子、余計にからかい甲斐がある。
「若い?若年性の痴呆とかですかね」
「いや、そっちじゃなくて、こっち」
そう言いながら、手に持った宅配の荷物を軽く持ち上げる。
「新しいの出る度に注文してんでしょ?」
「!!!!?」
軽くからかうだけのつもりが、想像以上に反応良く驚きを隠せないでいる。
「え?な、何がですか…」
かろうじて出た精一杯の誤魔化しが余計に可愛く感じる。
「大丈夫だよ、オレもここ良く使うから」
笑顔でそう答えたが、ストーカーだと思われても困る、少し驚かせすぎたかなと反省した。
「中身や送り主変えたって、いつもおんなじやり方じゃ、知ってる人にはバレちゃうよね」
いつもと変わらず笑顔で言いながら、なんでもないフリをした。
「オレの時も同じだからさ送り主、仕事柄、自然と気付くんだよね」
「え…いや…」
驚かせすぎたせいだろう、上手く言葉が出てこないみたい。
まぁ、カミングアウトしていないのにバレていたら、そうなるのも仕方ないか。。
「にしたって、新商品出る度に注文してるから、若いって大変だなって」
そう言いながら、商品に目をやり、何とか話を逸らそうと、話題を変えようと試みた。
「コレ、新しいオナホでしょ」
だが、今更謝るのも変だし、イジめたくなる気持ちもあり、単刀直入に聞いてみた。
「え…いや…」
「俺も買おうか迷ってんだよね、また感想聞かせて」
少しでも彼が答えやすい様に逃げ道を作る、30ならオナホ位ノンケでも買うからだ。
だが、彼は意外な反応をした、彼と言うより、彼の身体が。
スウェット越しに、膨らみが大きくなったことを確信する。
もしかしたら、イケる?
そう思ってダメ元で、スッと股間に手をやった。
「毎日ヌいても溜まるんじゃしょうがないよね」
ここまで来たんだと高を括り、拒否されない内にチャンスをものにしたいと積極的に動く。
荷物を靴箱の上に置き、股間に触れたままの手を優しくなでる様に動かした。
溜まっていたのか、スウェットの中で徐々に固さを増すのが解かる。
より太く、大きく、角度を変え、欲望が溢れ出すのを感じた。
いやらしく撫でられた股間は、素直に反応し、履いていたスウェットを高く持ち上げた。
「いやらしいねぇ、こんな子だったんだ」
そう言いながら、スウェットの上から何度も何度も、固くなったちんぽを揉んだ。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント