2ntブログ

記事一覧

落とし物(6)

「やっぱりご本人みたいですね、すいません、疑って」
そう言うと、何事も無かったかの様に、預かっていたスマホを差し出した。
「いや、ちょっと想像出来なかったんですよ、スマホ開けたらこんな画像だし」
尻を突き出したまま顔を向け、おずおずとスマホに手を伸ばすサラリーマン。
ゆっくと上体を起こし、こちらを向いた。

股間には逞しくそそりたったペニスが、亀頭から先走りを溢れさせていた。
呼吸が上がっていたが、やがて落ち着きを取り戻し、その目は何か言いたげだった。
そんなサラリーマンに対し、何か言うことも出来たが、敢えて何も言わずにいた。

「…あの…」
「はい?」
躊躇いながら、目を合わせるサラリーマン。
「…え…いや、そのぉ…」
「どうかされました?」
言いたいことは解る、続きをして欲しいんだろう。
あそこまで気持ちよくなっておきながら、途中でやめてしまう方が酷というもんだ。
しかし、相手に無理やりされただけという逃げの姿勢に、少しイジめたくなった。

「…あの、これで…これで終わりですか?」
「あぁ、さすがにこれだけしたら疑いようないじゃないですか」
当たり前の様に、平常心で返す。
「…そうですよね…」
「他に何かありますか?もうちょっと確認した方がいいですかね?」
そう言って、サラリーマンに近付き、隆起したペニスを握った。
「んんっ」
扱きながら、続ける。
「もう少しした方がいいですかね?」
先走りが溢れ、扱かれたペニスからぐちょぐちょと卑猥な音が漏れる。
「あぁっ…はい…もう少し…」
「そうですか、ナニしたらいいですかね?」
「んっ…その…」
「指も挿れたし、もっと他のモノでも挿れてみましょうか?」
「あぁ…はい…」
「ナニがいいですかね、…これとか?」
サラリーマンの手を取り、こんもりと盛り上がった股間に導く。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント