2ntブログ

記事一覧

クリーニング(2)

家に帰ってコートをしまい、一緒に渡された白い袋を開けた。
中にあったのは、アイマスクとエロ下着。

しまった…出し忘れたままだったのか。
そう思い、それぞれしまおうとしたが、このエロ下着に見覚えは無かった。

何度も何度も思い返すが、買った記憶も貰った記憶も無い。
だが完全にこちら向けの下着。
店主にどう思われただろうかと考えつつも、当面行けそうにないなという結論に至る。

だが今更どうあがいたところで過去には戻せない。
店主の記憶を消すことも出来ない以上、諦めるしかない。
気持ちを切り替え、エロ下着をクローゼットにしまおうと手に取った。
やはり見覚えは無い。
全体は黒く、白いラインが目を見張る。
後ろがガッツリと開いているだけでなく、股下を通った生地が前部分の布へ繋がっている。
腰の部分に繋がるケツワレのイメージだが、少し見たことのないデザインだ。
股下から前生地へと繋がる生地からは、腰部分の生地へと1本別に生地がある。
そのため、ケツの側面にも布で区切られた素肌が見え、前から見ればそこまで卑猥さはない。

手に取ったエロ下着を、折角なので履いてみた。
通常のケツワレよりも生地面積が多い分、ぴったりと身体を覆い、逆に素肌部分がエロい。
後ろが完全に抜けきっており、少し寒さを感じる分、生地がないのを一層感じる。

自らケツに手を回し、撫でてみる。
昨日のことを思い出し、もう片方の手で乳首を弄る。
自然と前生地が膨らみだした頃、ピンポーン!、インターホンが鳴った。

すぐにズボンを履き、玄関へ出ると先程のクリーニング店の店主だった。
「どうされました?」
「あっ、すみません、先程の荷物に誤って別の商品を…」
「そうですか、まだ開けていないんですが、どういう?」
平静を装い、確認する。
「下着がありませんでしたか?」
「下着ですか…ちょっと待ってください」
そう言うと部屋の奥へと戻り、急いで履き替えて持っていた。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント