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配達員(4)

口元を拭きながら、配達員のおじさんがこちらを見た。
「すいません」
恐縮するオレに向かって、いつもの笑顔で応える。
「旨かったよ、ちんぽも汁も」
そう言って、また少し反応しつつあるちんぽを握った。
「まだまだイケるだろ」
「はい…」
照れながら答えると、配達員のおじさんは立ち上がった。
「そろそろ配達戻らないとな」
そう言うと、荷物とペンを差し出し、サインを求められた。
「今日はまだ配達あるから、続きはこいつでヤっとけ」
段ボールをポンポンと叩いた後、去り際、電話番号の書いた紙を渡された。
「次からはオレがしてやるから電話して来い」
そう言って、バタンとドアを閉めた。
かすかに残る汗の匂いに、またムラムラと興奮が抑えきれず、届いた段ボールを開けた。

**********

ズチュっズチュっ。
「んんっっ」
一人暮らしの静かな部屋に響き渡る卑猥な音。
こんな妄想をしながらまた一人、今日もオナホに精液をぶちまけた。

「あぁ、ヤれたらなぁ」
一人余韻にふけっていると、突然引き戻された。

ピンポーン

**********

いつも率先して届ける配達先のインターホンを鳴らす。

メガネに筋肉質というベタなそのギャップにいつも癒されている。
モテそうだが1人暮らしの様、年齢的にも充分結婚適齢期なのにと疑いは増すばかり。
もしそうだったらなぁ、と僅かながらに残った期待に心躍らせる。

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